AGE測定

AGEってなに？

AGE(Advanced Glycation End Products／終末糖化産物）という老化となる物質のことです。
体内で糖とたんぱく質が結び付いてつくられます。

AGEがもたらす影響

AGEは次の２つの方法で体に悪さをします。
１つは、組織を変性させること。コラーゲンが変性することによって肌の弾力性が失われます。
また、美容のみならず、血管の柔軟性が失われることで、糖尿病血管合併症や動脈硬化を引き起こします。
もう１つは、炎症を起こすこと。腎症を起こしたり、血栓をつくったり、痛みを生んだりします。

AGEが溜まる理由

過剰な糖や加熱しすぎた食品などを取ったり、加齢や疾病によって酵素量が少なくなり代謝能力が落ちたりすることによって、体内に蓄積していきます。わたしたちの体は、AGEを分解し、排泄することができますが、腎機能が落ちたりすると、AGEが溜まっていくのです。
肥満、運動不足、喫煙、ストレスも代謝を下げる原因になります。

AGE量で年齢が分かる

AGE量は加齢にともない上昇する傾向にあり、AGEの平均値をもとに体内年齢を推測することができます。
個人差もありますが、一見健康に見える人でも、実際の年齢より体内年齢が高い場合には、体内で健康が損なわれているかもしれません。
AGE値を生活習慣の改善にお役立てください。

AGEと関係する疾病

癌・肥満・脳卒中・糖尿病・骨粗鬆症・筋萎縮・後縦靭帯骨化症・関節リウマチ・肝炎・加齢黄斑変性・アルツハイマー病・歯周病など

AGEは減らせます

AGEは、食事の順番や食べ方、調理法、食品の選択、また運動や睡眠などライフスタイルの改善によって減らすことが可能です。
当サロンでは、AGE測定時に、その方に合わせたAGEを減らすためのアドバイスも行っています。
また、定期的にAGEを測定し、健康状態をご自身で確認することで、自覚を持って生活習慣を改善することができ、AGEをコントロールすることが可能になります。

AGE測定器

AGE（終末糖化産物）を測定する技術はオランダの内分泌学者であるアンドレ・J・スミット医学博士が開発しました。1995年にスミット博士は、一定の条件の下で皮膚のAGEが、ある種の光を放つことを発見しました。これは大きな新発見でした。スミット博士はAGEが放つこの光量を測定できたら、人の健康について何か良い情報を提供できるのではないかと考えました。
スミット博士はAGE量を測定するためにTrūAgeスキャナー（AGE測定器）を開発しました。1999年、その技術の特許を取得し、スキャナーの精密度についての最初の学術研究を発表しました。以降、このスキャナーは20万人以上のヒト試験、および世界中（オランダ、スロバキア、中国、日本、その他）で発表された100以上の査読論文により有用性があることが分かってきました。
AGE量の測定方法は血液検査、尿検査、皮膚生検などたくさんあります。しかしこれらの方法は、費用や手間がかかり、そして痛みが伴うこともあります。また、結果が出るまで数時間から数日かかることもあります。当サロンで使用する測定器は、痛みを伴うことなく、20秒以内であなたの「本当の年齢」を知ることができます。
AGE測定から分かる「本当の年齢」はあなたと同年齢の健康な人のAGEレベルと比較することで示されます。例えば、もしあなたが平均25歳と同じAGE値であれば、あなたの「本当の年齢」は25歳になります。 AGE値はあなたが平均なのか平均以上であるか、もしくは平均以下であるかを測定してくれます。AGE値の高低にかかわらず、目標はその数字を改善していくことです。